先日船橋夏見の杜クリニックのホームページを拝見していたら、クリニック内で勉強会が開催されることを知りました。同クリニックの院長や副院長をはじめ、看護師等の皆さまには大変お世話になっていることに加え、以前クリニック内の見学もさせていただいたことから、クリニックのハード面もそうですが、何よりソフト面が非常に魅力を感じるクリニックだと思いました。また、受付の職員の対応も良く、医療連携室長(看護師)の人柄もクリニックの魅力の一つかと思います。
さて、その勉強会ですが、約10数名の市民の方が参加されており、テーマは「貧血」でした。週に1回当該クリニックで外来診察されている順天堂大学附属浦安病院の医師で血液内科を専門としている飯塚弘子先生より、脳貧血と鉄欠乏性貧血の違いから、貧血による症状や貧血の裏には命にかかわる重大な疾患(内臓のがんや白血病等)が隠れている可能性が高いことから、決して侮らず、貧血には必ず原因があるので自己判断せずに医療機関への受診をするようお話がありました。その他、貧血の治療で「輸血」が挙げられますが、感染症やアレルギー等考慮し、あくまで最終手段であることなどのお話がありました。そして糖尿病による低血糖症状との違いや、街で貧血と思われる人が倒れていたらどのような対処をしたらよいかといった質問に対し、低血糖症状は発汗や震え症状が出現することに対し、貧血では当該症状はないこと、貧血を疑う人に遭遇したら、横にして安静を保ち、改善しなければ早急に医療機関への受診をすることが必要とお話しがありました。一般市民の聴講者にとって、非常にわかりやすい内容で、専門職の私としても、次回以降も参加してみたいと思いました。
※写真は船橋夏見の杜クリニック職員撮影のものを引用しております※
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